山頂でビールが飲みたくて|東京都-高尾山

山登り
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山頂でのビールを求めて

 

高尾山にチャレンジ

ゴールデンウイークの初日、寝ぼけ眼で見た時計ほすでに8時を差していた。天気が良ければと…昨夜から考えていた事がある。

「てんきは…どう…かな?」

外にはゴールデンウイーク特有の抜ける様な青い空があった。直ぐに気持ちは固まった。

「よし!行こう!」

バックパックにせっせとタオルやら何やら詰め込もうと思ったが「タオル」以外に詰め込むものが思い浮かばない。そう、はっきり言って初心者なのである。向かった先は小学生の遠足以来の高尾山。
少し前に同僚と山登りの話をしたことがあった。僕は日本人でありながら富士山を眺めたことはあるが登ったことはない。最北端・最南端・高いとこ・低いとこと。日本のどこの端にも行ったことが無い。日本は小さな島国であるが自らその端に到達しようと思うとナカナカ大変なものである。夏には日本の一番高いところへ登ってみたくて、その練習として先ずは「高尾山」チョイスとなった。「強面な顔にリュック」これで経由駅の秋葉原を歩くとわれながら違和感たっぷりな感じがして恥ずかしかった。総武線・中央線・京王線と乗り継ぎ現地入りしたのは10時を既に回っていた。知人などにも「一緒に高尾山に登らない?」と声を掛けてみたもののあっけなく一蹴され一人での山登りとなった。今日は天気も良く、気温も高いことから大勢の登山客で賑わっている。老若男女が楽しめる高尾山。最初の相手として不足はない(笑)

おそうじ小僧現る!

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案内図を見るとイロイロなコースがあるらしいが、何はともあれ初心者なので1号路というのを選び歩を進める。途中リフト・ケーブルカー乗り場があり一瞬キップ売り場に引き込まれそうになったがココは心を鬼して我慢をした。1号路入口では様々なオブジェが僕を迎えてくれた。「高尾山薬王院」と「おそうじ小僧」・・・。何の意味があるのか全く分からないが憎めないゆるキャラである。

日頃の呑み歩きが仇となる

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そして「自然研究路1号路をへて高尾山頂」をめざし歩き始めた。まあまあな傾斜が続いてはいたが、下は舗装されていたので歩き易かった。これなら「標高599mの山なんて一瞬で終わってしまうのでは?」思ったほどである。が、しかしである。10分もしないうちに汗がふきだし、ふくらはぎはパンパン状態。喉はカラカラのフラフラ状態。毎日のように飲み歩いているツケがここにきて一気にふきだす。そして山登りは直線的に上がれないのでクネクネと長い道のりがあることをすっかり忘れていて20分歩いても全く着かなかった(汗)

新緑が気持ち良い

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勿論、辛いことばかりではない。新緑がまぶしいくらい目に飛び込んできて、空気が澄んでいるので汗はかくが非常に気持ちがいい。少し登っては歩みを止めて、「これは何の木?気になる、気になる木ぃ~♪」とか「カナヘビいないかな?」とか「アンモナイトの化石とかあるかな?」とキョロキョロするのも楽しいものである。「おぉーーー!サルもいんのか???」とフンコーしたりして。道のりは非常に楽しい。(例え独りであっても・・・。)

天狗が有名な高尾山

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とは言いながらも道のりはキツイ。傾斜はたいしたこと無いのだろうケド、おっさんの身体には滲みる。早くも給水。高尾山名物?「天狗力茶」で心と身体を潤す。後で調べて分かったのだが高尾山には数々の天狗伝説があり薬王院に行けば天狗の銅像?とか巨デカな天狗のお面なども見れたとのことである。

木漏れ日が気持ちいい

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小1時間は歩いただろうか?昨日の雨で舗装されていない場所はぬかるんで泥んこ状態になっている。至る所で崖崩れの跡?があり「自然ってスゴイなぁ~」と思ったりもした。大きな木が何本も倒れており、雷が落ちたのであろうか?真っ二つに裂けている木もあった。 本当に木漏れ日が気持ちいい。GWということもあって異国からの観光客もたくさんいた。しかし中国人は本当に良く喋る・・・。細い登山道も並んで歩いたりしてマナーの欠片を探すのに一苦労だ。これも日本の素晴らしさを再確認できた出来事の一つである。日本に居ると当たり前に感じることが実は特別だったりもする。

景色が広がってきた

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やっとリフトの駅についた頃にはシャツがびしょ濡れ。リフトから降りてくる涼しい顔した登山者に僕のシャツのびっしょり加減を見せ付けてやりたい。途中のお土産やで木刀?杖みたいなものが売っていて「あれがあったら楽チンなのかな?」と思わず手を伸ばすが、こんなもんもって新宿駅を闊歩していたら間違いなく職質コースなので諦めることにした。登山用の杖?みたいなものを皆が持っていたので今度はそれと、熊除けの鈴(風鈴見たいな良い音がする)買おうと決心した。
頂上が近いのか傾斜も緩やかになってきており凄く快適な区間。遠くにビル群が見えたり綺麗な花が咲いていたりして、傍らに綺麗な女子でも居ればもっと良い気分になれたと思う。望遠鏡は一度始めてしまうと500円くらいは使ってしまいそうなのでガマンガマン・・・。

たこ杉現る!

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「たこ杉?」多分根っこが蛸の足に似ているからであろう。樹齢は450年だそうである。たこ杉からのお願いをフムフムと読みながら。「そうだよね。靴についた泥とか取るには最高だよね。登ったり、腰掛けたりしたくなるよねー」と心に思いながら進むと「開運 ひっぱり蛸!」いかにも取ってつけたような真新しい石像に遭遇。みんな頭をナデナデしていたので僕も自分の頭を撫でながら蛸の頭を撫でていたら、小さな子供に笑われた・・・。(汗)そしてまた頂上を目指して歩を進めていった。

山頂で飲むビールは最高!

やっとの思いで山頂につきまして、ビールを一本、二本と飲んだらいい気分になっちゃいました。本当はスーパードライを呑んでるショットがあったんですが、ブログを移転している時に消えちゃいました(笑) 少し上の方に居るせいか酔いも少し早いような気が…。ビール片手に頂上付近をウロウロとして見ると展望台がありました。

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「うーん。」

やっぱりガスってますね。ちょうど富士山が見える方向のはずなんですが。晴れていれば富士山とか、スカイツリーまで見えるそうです。これからいくつかの山を登って練習した後に目指す富士山を本当はここで眺めておきたかったんですがしょうがないですね。

一気に下山

 

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そろそろ下山です。これ以上居ると降りるの面倒くさくなっちゃいますからね。一気に下りていきます。頭の中ではとんねるずの「一気!」がエンドレスで流れています。

飲めぬ下戸には ヤキ入れてつき合い程度じゃ 許さずに♪
ビール 焼酎 ウィスキーおちょこ コップに鍋のふたやかんに 灰皿 学生帽
酒さえ入れば♪

 本当はリフトにも乗ってみたかったんだけど、山登りの練習ですからリフトを使うことは諦めました。またの機会に乗ってみたいと思います。低山とはいえやっぱり自然の山ですからいろいろな動物が出るようで途中「ヘビに注意」なんて看板もありました。

こんなところで有名人に遭遇

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下りはツルツル滑りながらきましたけどやっぱり楽チンですね。下山の途中でインリン・オブ・ジョイトイ的な樹を見付けました。山登りを趣味にしている友人に「普段使わない筋肉を使うから次の日は辛いよ」なんて言われたりしましたが、次の日は全身筋肉痛だから関係無かったです。だって全身痛いんだから、どこの筋肉がどうと言う話ではありません。 小さい山だったけど結構楽しいですね。次は筑波山とか行って「がまの油売り」とか見てみたい。

この話で分かったこと

  • 高尾山の高さは599メートル
  • おそうじ小僧がいる
  • たまにサルも出没するらしい
  • 天狗で有名
  • たこ杉という樹齢450年の樹がある
  • 運が良ければ富士山が見える
  • 下りの方が筋肉痛になりやすい

この話に関係するリンク

高尾山公式ホームページ

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