青春18きっぷで岐阜まで旅してきた

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最近鉄道に乗ることが多くなった。別に鉄ちゃんではないのだが、車に直ぐに乗れる環境ではなくなってしまったことが要因だと思う。鉄道代って結構高くて、近場で2-3駅乗車している分にはあまり感じないのだけど、PASMO3,4千円チャージしてもあっという間に残高不足で改札で止められることがある。早くて確実だけどね。今回そんな理由もあったし、SNSとかWebとか見ていると「青春18きっぷ1回でどこまで行けるか?」なんて日本地図付きで紹介してるサイトがあって、興味本位で読み込んでいたわけ。そんでもって色々と調べてみると「これはちょっと面白うそう」だということで今回青春とは程遠いおじさんが青春18きっぷで岐阜まで旅してきました。

青春18きっぷというのはJRが年3回期間限定で発売するお得なきっぷのこと。発売期間と使える期間は微妙にずれていて、もしこのきっぷを使って旅しようと思っているなら以下の事を注意した方が良い。

  • 発売期間:2/20-3/31
  • 使用期間 : 3/1-4/10
  • 価格 : 11,850

制限事項 : JRの普通列車(快速含む)に1日何回でも乗り降りできる。それが5回分で1セット。なので2人で使うこともできますが、きっぷは一枚しかないので同行する必要がある。きっぷを分けて使うことは出来ない。一部地方に行くとJRが運行していない路線があるので注意が必要。乗りたい場合は別途料金を支払えば乗ることはできる。また新幹線・特急券を別に買っても乗れないので乗りたい場合は別途、乗車券と特急券を買い直す必要がある。

結構細かい規定があるのだけど、簡単にいうとJRの普通列車であれば日付が変わるまでどこまでも乗って行けるという代物。東京から新宿まで乗っても同じだし、東京から大阪でも同じ金額なんだよね。だから遠くに行けばいくほどオトク感がある。ただし時間と体力は間違いなく消耗します。そんな事もあってか「青春18きっぷ」って名前がついてる。18歳って高校を卒業した春なんかお金は無いけど、時間はたくさんあったりするじゃない?そんな時期にオトクに旅ができたらうれしいよね。

再度宣言しておくけどおじさんは18歳ではないです。でもこのきっぷは18歳じゃなくてもJRのルールを守ればだれだって使うことができるのです。そして今回の目的地を岐阜に決めた理由なんだけど、現地に会社の同僚が居てたまには遊びにきてくれと兼ねてから熱烈コールを受けていたのが要因。とくに岐阜で見たいもの・食べたいものがあった訳ではない。そして下記がその時の行程

  • JR東海道本線 東京発(5:46)-沼津着(8:05) 23
  • JR東海道本線 沼津発(8:08)-浜松着(10:16)   30
  • JR東海道本線 浜松発(10:20)-豊橋着(10:54)  8
  • JR東海道本線 豊橋発(11:03)-岐阜着(12:19)  11

合計72駅に停車する・・・これは完全に修行僧の域だ・・・。

そして乗り換え時間を見て欲しい。3,4分、多くて9分。つまりこれは殆ど乗りっぱなしということです。トイレ休憩やストレッチしてみたり、そとの空気を吸うチャンスは殆どない。基本的に電車に座り続ける(汗)

東海道線は運行距離が長いのでトイレが付いていることが多いが、ひとり旅の場合席を立つと席が無くなると考えた方が良い。なので、空いてる区間になったなぁと思ったらトイレに行くようにするのがコツ。

そんなこんなで最寄の駅から始発列車に乗って旅の開始。

空を撮ってみたけど、まあこんな感じだよね。

始発電車って終電乗り遅れた若者とか、人がまばらだったりするのかと思いきや、全ての席が埋まっていて結構な混雑ぶり。特に老人が多いね。多分仕事に行くと思うんだけど、どんな仕事なんだろう?

日暮里までついてここからが本当のスタートですね。ここからの移動は基本的にJR縛りとなります。

東京から東海道線に乗り換え一路「沼津」を目指す。

途中富士山なんかも見えてすっかり旅気分。まあ旅なんですけどね。

これだけの長い時間東海道線にのって分かったことがある。それは東京駅発着の東海道線は新型車両を使っていることもあって座席が、

固い ( ;∀;)

そしてかなり混んでいる。最近ありがちな人席毎に段差が付いていたり、間にポールが立っていたり、

「ぜったい8名座らせてやるからな!」

的な仕掛けが多く仕込まれている。因みにボックス席なんか座ったら最悪です。「背筋ピーン」して座っても前の人と膝がぶつかる、なんでここまでミニマムな作りにしなければいけなんだろ?座る方が辛かったりしますね。

沼津から豊橋までは古い車両なので快適ですね。何しろ座席の背もたれは柔らかいしクッションも良い。ただ、ここからは修行に始まりです。いけどもいけどもなかなか進まない。いや進んでいるのだけど、終着駅には着かない。ひと眠りしてもまだ着かない。非常に長い時間を電車の中で過ごすことになります。目の前のおじさんは新聞を全ページ詳細に読み、そして文庫本も半分は読み切っていた。

自分は何をしていたかというと、車窓を眺めながら音楽を聴いたり、携帯ゲームやSNSをやってたけど、それでもかなりの時間があまったね。色んな人が乗っては降りていくので人間ウォッチングも楽しかった。

そんなこんなで、やっと豊橋に到着。せっかくだからと思って一旦おりて、街を少し散策してみる。

路面電車が走ってるなんて知らなかったので思わず激写。それ以外は特になにも無かったかなぁ。ここまで何も食べてなかったのでコンビニでおにぎりかって太陽の下で食べた。あと、電車の中は全て禁煙だから一服、いや二服ぐらいした。

豊橋からは快速に乗って1時間程度で、最終目的地の岐阜に着きました。

ここではそれに漏れた写真といった先を備忘録的に。

ツレと待ち合わせの時間まで、街をぶらぶらしていたら渋い呑み横丁を発見。結局夜になっても行かなかったけど、入るには結構ハードルが高そうだよね。どっちかだろうね、「えらい高いか、えらい安いか」

ここは「金神社」というとこで金の鳥居があった。多分お参りするとお金が溜まると思ったので一応やっておいた。けっこうな町のど真ん中にあったね。近くに公園が併設されていて3on3ができたり、東京ではなかなか見かけないけど、スケボーもできるうな所でした。こういうのは良いよね♪

最近の公園とかって「あれはダメ・これもダメ」って注意書きが多いじゃない?キャッチボール・バットを振る・スケボー・サッカーこんなに制限されたら子供たちなんて公園で遊べないよね。

ツレと合流してからは少し呑み歩いてスーパー銭湯へ。名鉄線で2つだったかな?勿論ここは18きっぷは使えないけどね。かなり空いてたし広かったし気持ち良かったです。スーパー銭湯という属性上、写真とかは撮らなかった。

こういうのを見て、「中部にきたなぁ」と実感したりして。

居酒屋にも行ったみたいです。こんな写真が残っていたから・・・。念写パワー炸裂ですね(汗)

翌日はツレの車で白川郷へ。

世界遺産の白川郷。もっと雪が積もっていればよかったんだけど、かなり溶け始めていました。

それでも家主のおじさんに色々な話を聞いて楽しかった。岐阜ではここが一番良かったですね。

マンホールも白川郷

そんな訳で岐阜市内へトンボ返りし、再度鈍行列車で東京までかえってきました。地元についたのは21:30頃だったかと思います。

いままでこういう旅をしたことが無かったので良い経験となりました、本当はもっと時間があれば岐阜から先へ、四国や九州まで行ってみたかったです。一週間くらいの休みがとれれば九州まで行って帰ってきてもだいじょうぶかと。今って少し長い休みがあると海外旅行などに行くことが多いと思うけど、日本にはまだまだ見たことも行ったことも無い土地がたくさんあるし、良いところも沢山あると思うんだよね。そしていつも分刻みで生活しているだろうと思うけど、少しはなれてこんな列車の旅もいいと思う。青春18きっぷは年3回の期間限定発売!みなさんもそれを使ってゆっくりした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

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