【2025年度版】介護レベル別!最適な高齢者施設の選び方完全ガイド

福祉

こんにちは!今回は「介護レベルごとに最適な高齢者施設」について詳しく解説していきます。

家族の介護が必要になった時、「どの施設を選べばいいの?」と迷われる方がとても多いです。要支援から要介護まで、それぞれの状態に応じて最適な施設は大きく異なります。

今回は、介護度別におすすめの施設を分かりやすくお伝えしますので、ぜひ参考にしてください!

まずは介護度の基本をおさらい

介護度は大きく分けて7段階あります:

要支援1・2:基本的に自立しているが、一部支援が必要 要介護1・2:部分的〜中程度の介護が必要 要介護3・4・5:重度〜最重度の介護が必要

この介護度によって、利用できる施設や受けられるサービスが大きく変わってきます。

要支援1:まだまだ元気!自立支援が鍵

要支援1の方は、基本的な日常生活は自分でできますが、複雑な動作に少し支援が必要な状態です。

おすすめ施設

🏡 サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

  • 自立度を保ちながら安心して暮らせる
  • 見守りサービスで緊急時も安心
  • 必要に応じて介護サービスを追加可能

🏠 住宅型有料老人ホーム

  • 自由度が高く、必要なサービスだけ選択できる
  • 食事サービスや生活支援が受けられる

📍 デイサービス・デイケア

  • 在宅生活を続けながら社会参加ができる
  • 機能訓練で現在の能力を維持・向上

この段階では、まだ「施設入居」よりも「在宅+通所サービス」の組み合わせが効果的です。

要支援2:軽度の支援でQOL(生活品質)向上

立ち上がりや歩行に不安定さが見られ、入浴や掃除などで支援が必要になってきます。

おすすめ施設

🏡 サービス付き高齢者向け住宅

  • 24時間スタッフ常駐で安心感アップ
  • 要支援の方には最適な環境

📍 デイサービス・デイケア

  • リハビリを重視した施設を選ぶ
  • 社会参加で認知機能の維持も

🏠 住宅型有料老人ホーム

  • 介護サービスを組み合わせて利用
  • 自立度に合わせたケアプラン

要支援2の方も、まだ特養などの介護施設は利用できませんし、必要もありません。自立支援を重視した環境選びが重要です。

要介護1:介護施設デビューの時期

立ち上がりや歩行が不安定になり、排泄や入浴に一部介助が必要な状態です。

おすすめ施設

🏥 介護老人保健施設(老健)

  • 在宅復帰を目指したリハビリが充実
  • 医療ケアも受けられる
  • 3〜6ヶ月の利用が基本

🏢 介護付き有料老人ホーム

  • 24時間介護体制で安心
  • 要介護1から終身利用可能
  • 費用は高めだが手厚いケア

🏡 サービス付き高齢者向け住宅

  • 外部の介護サービスを組み合わせて利用
  • まだ自立度が高い方には適している

特養(特別養護老人ホーム)は要介護3以上でないと入居できないため、この段階では対象外です。

要介護2:本格的な介護が始まる

立ち上がりや歩行に支えが必要で、排泄・入浴・着替えに介助が必要になります。

おすすめ施設

🏥 介護老人保健施設(老健)

  • リハビリと医療ケアが充実
  • 在宅復帰の可能性があるなら最適

🏢 介護付き有料老人ホーム

  • 手厚い介護サービス
  • 長期利用にも対応

🏠 グループホーム

  • 認知症の症状がある場合に特に有効
  • 家庭的な環境でケア

この段階になると、在宅介護はかなり大変になってきます。施設入居を真剣に検討する時期でもあります。

要介護3:特養の対象となる重要な境目

立ち上がりや歩行が困難で、日常生活の多くに全面的な介助が必要な状態です。

おすすめ施設

🏥 特別養護老人ホーム(特養)⭐最優先

  • 要介護3以上で入居可能
  • 終身利用ができる
  • 費用が安い(月額10〜15万円程度)
  • ただし入居待ちが長い(半年〜数年)

🏢 介護付き有料老人ホーム

  • 特養待ちの間の利用にも最適
  • 充実した介護・医療体制

🏥 介護老人保健施設(老健)

  • 特養の空きを待つ間の「つなぎ」として
  • 医療ケアが手厚い

要介護3になると特養の対象となるため、まずは特養の申し込みをしつつ、空きを待つ間は他の施設を検討するのが現実的です。

要介護4:最重度の介護が必要

日常生活全般で全面的な介助が必要で、意思疎通も困難になることがある状態です。

おすすめ施設

🏥 特別養護老人ホーム(特養)⭐最優先

  • 最も手厚い介護体制
  • 看取りまで対応可能
  • 要介護4・5の方が入居優先度が高い

🏥 介護医療院

  • 医療ケアが特に重要な方に
  • 長期入院に代わる施設

🏢 介護付き有料老人ホーム

  • 看護師常駐の施設を選ぶ
  • 医療対応が充実した施設を重視

この段階では24時間体制の介護が必須となるため、在宅介護は現実的ではありません。

要介護5:最重度、医療ケアも重要

日常生活全般で全面的な介護が必要で、寝たきり状態に近い最重度の状態です。

おすすめ施設

🏥 特別養護老人ホーム(特養)⭐最優先

  • 看取りケアまで対応
  • 要介護5は最も入居優先度が高い

🏥 介護医療院

  • 医療ケアが最も充実
  • 重度の医療依存度が高い方に最適

🏢 介護付き有料老人ホーム

  • 看護師24時間配置の施設を選択
  • 医療設備が整った施設を重視

施設選びの現実的なアドバイス

特養は早めの申し込みを!

特養は人気が高く、入居まで長期間待つことが一般的です。要介護3になったらすぐに申し込みをして、空きを待ちながら他の施設を利用するのが現実的です。

「つなぎ」の施設も重要

特養待ちの間は:

  • 老健:3〜6ヶ月利用して在宅復帰を目指すか、再入所
  • 有料老人ホーム:費用は高いが手厚いケア
  • ショートステイ:短期間の利用を繰り返す

費用面も忘れずに

  • 特養:月額10〜15万円(最も安い)
  • 老健:月額12〜20万円
  • 有料老人ホーム:月額15〜30万円以上
  • サ高住:月額10〜25万円

見学は絶対必須!

数字だけでは分からない「雰囲気」や「職員の対応」を肌で感じることが重要です。可能なら食事時間や入浴時間なども見学させてもらいましょう。

まとめ

介護度別の施設選びをまとめると:

要支援1・2:サ高住 + 通所サービス 要介護1・2:老健 or 介護付き有料老人ホーム 要介護3以上:特養(第一候補)+ つなぎ施設

大切なのは、現在の状態だけでなく「将来の状態変化」も見据えて選択することです。また、本人の意向や家族の面会のしやすさなども重要な要素になります。

高齢者にとって住環境が変わることは大きな変化となり精神的不安も大きいです。施設選びは家族にとって大きな決断です。焦らず、複数の施設を見学・比較して、納得できる選択をして欲しいと思います。


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